【教員採用】私立編 雇用形態について

私立高校の教員になるにあたり、気になることの一つが雇用形態ではないでしょうか。

 

「教員=公務員」

 

だと思っている人が多いと思うのですが、私立の教員は分類としては一般企業に勤める人と同じく「会社員」になります。

 

私立高校の教員として働き始めた時、よくあるアンケートの職業欄で、「会社員」にチェックを入れながら、なんとなく違和感を感じたのをよく覚えています。

 

そのため、雇用形態や副業の可否なども学校によって異なってきます。なので、この記事で紹介していることが必ずしも当てはまる訳ではないので、採用試験を受ける予定の方は必ず各自調べてください。

 

雇用形態は大きく分けて3つです。

 

①専任教諭

②常勤講師

③非常勤講師

 

専任教諭は終身雇用、常勤講師と非常勤講師は期限付きの雇用であることが多いです。

 

①専任教諭

終身雇用のため、何か悪いことをしたりしない限り定年まで努めることができます。

ただし、初めからいきなり専任教諭で試験に合格する人はとても少ないです。とはいえ、そもそも専任教諭の枠が空いていて、採用のチャンスがあることが珍しい学校もあるので、希望する学校で専任教諭の募集が出ている場合は受けることをお勧めします。

※次に、同じ教科の誰か他の専任教諭が辞めるか退職するか、しなければ専任教諭の枠が空かないということもよくあります。つまり、この先何年も専任教諭は採用の予定がない、みたいな場合もあるのです。

 

専任教諭の採用にあたっては、採用後に育てていくことを考慮して、年齢制限がある場合が多いです。なので、チャンスのあるうちに、探しておくことも重要です。

 

また、企業のように、他校からの引き抜きなどもあります。例えば、進学実績を重視するような学校であれば、ツテをたどって進路に関する指導力のある先生を引っ張ってきたりすることもあります。

 

一旦専任教諭として採用されていると、別の学校でも専任教諭として採用してもらえる確率が高いというメリットもあります。

 

②常勤講師

通常は3〜4年契約での採用です。学校によっては、かなりの確率でそのまま専任教諭になれるところもあります。逆に、3年以上の契約更新はしないと決まっているところもあります。

 

中には、常勤講師の中から専任教諭として採用する人をほぼ決めた状態で、専任教諭採用を募集するような学校もあります。学校としても、全く知らない人よりは、普段の勤務態度などを見ていて、気心知れている人の方が一緒に仕事をしやすい、と思うのは当然です。

もちろん、そういう学校ばかりではありませんし、テストの点数がずば抜けて良かったり、それまでの勤務校をみて、一発で専任教諭として採用してもらえる場合もあります。

 

常勤講師の雇用形態の1番の特徴は、終身雇用ではないというところです。

ですが、難なく生活できるくらいの給与はもらえるので、家庭をもちながらずっと常勤講師として学校を転々とする人もいます。また、子育ての落ち着いたママさん先生で常勤講師をしている方もいます。私立は学校によって校風や指導方針が大きく異なるので、自分が働きやすい学校を見つけるまで探すことができるというのもメリットです。

 

ただ、わたし個人としては常勤講師としての採用がいちばん苦労は多いと思います。

 

永年雇用にしてもらえるか分からない、専任採用への道が途絶えないよう日々評価されているような気持ちで仕事に臨まないといけない、勤務しつつ次の学校の採用の準備もしないといけない、ほぼ同じ業務量にもかかわらず専任教諭より給料は安い...。周りからの評価や信頼を得ようとすると、ついつい仕事をあれこれ引き受けてしまい、しんどくなりがちな毎日でした。

 

③非常勤講師

この採用がいちばん柔軟です。

期間も短いものでは1学期ぶんだけ、というようなものから学校によっては条件をクリアすれば永年雇用にしてもらえるところもあります。

 

そのため、募集も時期を問わず、あちこちでたくさん見かけます

 

仕事内容も専任教諭や常勤講師とは大きく異なります。また別の記事で詳しく書きますが、非常勤講師が最も業務の幅は狭いです。

 

フルタイムの勤務ではないので、子どもが保育園に行っている間だけ働きたい、というママさん先生や専任教諭を退職した先生方が再雇用の形で働くという場合も多いです。逆に、いくつかの学校で非常勤講師を掛け持ちすれば、専任教諭より週あたりの授業数が多いなんてこともあります。学校側からの需要との兼ね合いはもちろんですが、自分のやりようによって、調整が可能です。

 

週あたりの担当コマ数が多いだけ給料は上がります。もちろん仕事量は増えますが、非常勤講師の掛け持ちだけで生活していくことも難しくはないと思います。また、勤務校によっては、非常勤講師でもボーナスの支給がある場合もあります。

 

 

雇用形態については以上です。

はじめにも書きましたが、一般企業同様、学校によって細かいところは異なりますので、あくまでも参考程度に読んでもらえればと思います。

 

常勤講師や非常勤講師の場合、雇用保険や私学共済への加入については、担当するコマ数や学校の規定によって異なりますので、事務室に問い合わせて確認することをおすすめします。

 

 

 

 

 

【生後3ヶ月】祝100日♡ お食い初め準備!

息子が無事に100日を迎えました。

「魔の3ヶ月」という言葉がぴったりなくらい、最近本当によく泣きます。小さいながらに、いろんな刺激をいっぱい受けて、毎日一生懸命生きてるんだなあと思います。

そう考えると、リピートされ続ける泣き声を聞きながら、少しほっこりしたりもします。😊

 

100日といえば、お食い初め!!

今日は我が家のお食い初め準備について紹介します。

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1.用意したもの

2.献立

3.いつ誰とするか

 

1.用意したもの

無駄なく、でも雰囲気は壊さないように、必要最低限の買い物で済ませました。記事上部にある写真を見ていただけるとわかりやすいと思います!

 

◯買ったもの(セリアでお安く💰)

・和紙のテーブルマット

・雰囲気が出そうなお盆

・お盆に合うサイズの小皿×3

 

お皿は、先に献立を考えてから買いました。漆の食器は、用途が限定されすぎると思ったので買いませんでした。セリアで探してみたのですが、お茶碗と汁椀をいい感じにセットにできなさそうだったことも理由です。お盆がいい感じだったので、それでよしとします!

 

◯飾り

・100日の月齢カード

 

そんなに「映え」るものでなくて、何の日か分かればいいかな〜くらいのモチベーションで探しました。無料でダウンロードしたものを、家で印刷しただけです。それを、これまた家にあった写真立てに入れました!

 

◯その他

・祝い箸

先日安産祈願のお礼参りに行った際にいただいたものです。

 

・その他食器

ご飯茶碗と汁椀は、普段わたしやパパが使っているもので代用しました。

 

 

2.献立

・鯛の塩焼き

※近所の魚屋さんで2500円で籠に盛ってあり飾りまでしてくれました。

・お赤飯

・蛤のお吸い物

筑前

紅白なます

・紅白かまぼこ

・梅干し

・黒豆煮

・茹で蛸(歯固め用)

 

息子の前に並ぶ初めてのご飯なのでわたしが作ってあげたいと思い、鯛以外は自分で作ることにしました。実際に口にする訳ではないとはいえ、なんだか張り切ってしまいました。😊前日にできるものは前日に作り置きをして2日間にわたって準備しました。

「映え」を重視するなら、豪華なお祝い膳がたくさん売ってあります。見た目だけ考えたら買った方がいいんだろうなあと思いつつ、手作りにこだわりました。息子が大きくなったら写真を見せて「すごい!」と言わせようと思います。(笑)

 

必死にご飯を作るわたしを横目にギャン泣きの息子を見ていると、わたし何してるんだろうと思ったりもしましたが...(笑)

 

といっても、とにかく圧力鍋に入れて放置、入れて放置の繰り返しだけなので、難しいことは何もしていません。

 

3.いつ誰とするか

我が家は義理の両親が近くに住んでいるので、自宅に招待してすることにしました。

息子には申し訳ないですが、大人の都合を優先して、100日を迎える日に近い土曜日の夜にします。

 

機嫌の良さや、起きている可能性、生活リズムを考えると、昼にお食い初めをする方が負担は少なかったかなと思います。いざ準備を始めてみて気付きました...。

まだ生活リズムがきっちり決まっているわけではないのですが、お風呂→授乳→寝るの流れで生活している息子にとっては、夜のお食い初めは負担が大きかったかなと思います。

 

 

そんなこんなで無事にお食い初めを終えました。すくすくと元気に大きくなってくれたらと思います。

 

【留学体験記③】〜留学をするにあたり決めること〜

わたしは大学生のころ、イギリスに5週間の私費留学に行きました。その時の体験をもとに、留学にまつわる、あれこれについて紹介します。

 

わたしは英語も好きで海外も好きなので、少しでも多くの人に留学のリアルなところや留学の良さについて知ってほしいと思っています。

 

今回は

 

留学したいけど何から決めたら良いか?

 

をテーマに説明します。

 

とりあえず決めたいことは以下の3つだと思います。

 

1.どんな留学制度を利用するか

2.予算や資金源

3.条件面の優先順位

 

この3つを考えるうえで常に頭に置いておいてほしいのは、なぜ何のために留学に行きたいかということ。帰ってきた後の自分がどうなっていてほしいかを忘れずに。

 

1.どんな留学制度を利用するか

留学の行き方としては

 

・私費留学:自分で全額支払い  

     現地での過ごし方も全て自分で決める

 

・交換留学:学費面ではお得

     (※ご飯代などのお金は自費です。)

                   学内選抜あり

 

自治体や学校のプログラム

 

・ワーキングホリデー:自由度高め!

          (逆に全て自分次第)

 

などが挙げられます。

 

それぞれの目的や現地での過ごし方、性格などをよーく考えてみましょう。よく分からなくても、それぞれについて自分で調べてみると何か見えてくるかもしれません。

 

わたしの場合は、交換留学だと最短でも半年で、かつ大学の卒業が1年延期されてしまうので、私費留学にしました。現地で学校に通いながら、とにかくたくさんしゃべる!というのがわたしの理想だったので、私費留学の短期間でもそれは十分達成できるというのも決め手でした。

 

 

2.予算や資金源

留学に使えるお金がどれくらいあるのかをしっかり把握しましょう。

 

飛行機代や現地での生活費、学費が必要というのはもちろんなのですが、手続きが進んでいくと銀行口座の残高証明書が必要になる場合があります。

学生であればご両親との相談が不可欠ですし、社会人留学の場合は自分の貯金額を確認しましょう。

 

わたしの場合は現地での生活費以外は両親にお金を出してもらったので、両親と相談しながら話をすすめました。

 

 

3.条件面の優先順位

いろいろ調べたり、お金について考えていくうちに何が自分の中で優先かを決める必要が出てきます。わけも分からないまま調べているうちに、あれもこれもと叶えたい希望がでてくると思います。

 

予算はもちろんですし、気候や現地でやりたいこと、日本人がどれくらいいるか、食事はどうか、、、などなど。

 

この中で自分が譲れないものは何か、逆にこだわりがないところはあるか、をしっかり持っておくことをおすすめします。ここがぶれてしまうと、最終的に自分が実現したかった留学とは異なるものになってしまう可能性があります。

 

わたしの場合は、大学の入学当初からイギリスに行きたいと思っていたので、それは最優先にして語学学校を探し始めました。

 

「安いからこっちにしようかな」

 

と思ってしまったことも何回もありましたが、今振り返ると妥協せずに自分の希望を叶えてよかったと思います。

 

※案外、自分の好き嫌いなど直感的なものも大切にした方が留学の満足度が上がると思います。

 

 

留学に行くことを目標とせず、帰ってきた時に何を身につけていたいのか、どんな経験をしたいのか、を常に考えながら計画を立てましょう!

【留学体験記②】〜留学する?しない?〜

わたしは大学生のころ、イギリスに5週間の私費留学に行きました。その時の体験をもとに、留学にまつわる、あれこれについて紹介します。

 

わたしは英語も好きで海外も好きなので、少しでも多くの人に留学のリアルなところや留学の良さについて知ってほしいと思っています。なのでこの記事は、

 

留学に全く興味のない人

すこーしだけ留学に興味がある人

 

にも読んでもらえるように書いています。

 

わたしが留学をするかどうか悩んだときに考えたのは

 

1.お金💰

2.卒業時期について

3.漠然とした不安

 

 

の大きく3つでした。

 

 

1.お金

金銭面に関しては、それぞれの予算に応じた留学の仕方を選べば、心配はいらないというのがわたし的な結論です。

 

「どれくらいお金かかるんだろう...」

というのは、誰もが抱く不安だと思います。

 

留学にかかるお金は

・行く国や行く時期

・どのくらいの期間か

・交換留学を利用するかどうか

などによって大きく変わってきます。

 

例えば大学に在学している人であれば、その大学が提携している海外の大学への交換留学を利用することもできます。その場合、純粋な学費のみで考えると、費用としては日本の大学に在学しているのと同じです。

 

また、日本と比べて物価の高い国へ行けば生活費がかさみますし、逆に低い国へ行けば生活にかかるお金は、日本で学生をするより安くすむかもしれません。

 

そのため、どれくらいお金がかかるかという質問には答えられないのが正直なところです。

 

裏を返せば、予算を最優先に留学の中身を考えていけばよいので、お金の心配は置いておいて、とりあえず留学について調べてみると良いと思います。

 

 

2.卒業時期について

わたしの場合は、大学在学中に長期で留学をすると1年卒業がのびる制度になっていました。最近では在学中に1年留学をしても、4年で卒業できる大学もあります。

 

英語を専門に学ぶところに所属していたこともあり、1年留学へ行き5年かけて大学を卒業する人の方が多かったです。

 

わたしは、金銭的に早く自立したい気持ちが強く、1年間学生でいる期間が長くなるというのが嫌だったので、短期留学を選択しました。

 

しかし、今になって振り返ってみると、その1年でかけがえのない貴重な経験ができたと考えると、長期留学に行ってもよかったな、と思います。

一旦社会に出て仕事を始めてしまうと、自分のやりたいことを思い切りできる時間は減ってしまいます。留学に行こうと思ったら、仕事を辞めるくらいの覚悟が必要です。なので長期留学が選択できる環境にいる人は、考慮してみてもよいのかもしれません。

ちなみに、就活が心配な人もいると思いますが、国によっては滞在先で就職活動のセミナーが開かれている国もあります!

 

3.漠然とした不安

長期留学に踏み切れなかった1番の理由はこれかもしれません。

 

「自分は挫けずにやっていけるのだろうか」

 

という思いを断ち切れませんでした。

 

実際に留学先での友人関係に悩んだり

日本が恋しくなったり

自分の英語力に自信がなかったり

 

留学前は、いろんな不安に悩まされましたし、そういう友人たちの様子も見てきました。

 

しかしこれは行ってしまえば基本的にはなんとかなります!

というか何とかするしかない。(笑) 

 

留学後にも海外旅行や教員として海外研修の引率に行く機会がありましたが、出発前の不安な気持ちは未だに毎回感じます。ある程度英語は話せますが、それでもやはり知らない土地へ行くのは不安です。ですが出発してしまえば、その瞬間を過ごすのに一生懸命で、気づいたらそれを楽しんでいる自分がいます。

 

友だちと約束をすると、行く直前になって面倒になるけど、行ったらすごく楽しい、みたいな感覚に近い気がします。(笑)

 

わたしが留学に踏み切ったのも、ある瞬間に突然

 

「今しかないチャンスなんだ!!」

 

と強く思ったからでした。

 

やらない後悔よりやった後悔、です。

 

今になって考えると「お金ないし...」というのは、挑戦しなくていい理由を探していただけな気もします。

 

 

いろいろ悩んだ結果、わたしは大学2回生を終えた春休みをフルに使って5週間の短期留学を選びました。短期間ではありましたが、周囲が思っている以上にとても有意義な留学で、発音も大きく変わりました。また詳細は別の記事で書きたいと思います。

 

同じタイミングで友人も同じ国へ留学したことも、留学へ踏み出せた大きな理由でした。行きの飛行機を一緒にして、留学中も2、3回ほど会ったのを覚えています。英語しか話せない環境の中で、その友人の存在にとても支えられました。

 

みなさんもぜひ留学について調べてみると視野が広がると思います!

 

 

【生後3ヶ月】できるようになったこと!

うちの息子が最近できるようになったことを紹介します!

 

1.手の存在を発見

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最近ついに手の存在を発見しました。

 

ハンドリガードというそうです。暴れていて、たまたま視界に手が入ると、それをじーっと見つめるという様子です。

 

ですが、まだまだ制御出来ていないので物を上手に掴んだり、何かに手を伸ばしてさわったりは思うようにいきません。

 

2.動くものを目で追う

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最近動くものを追いかけられるようになってきました。

 

例えば、わたしが洗濯物を干したり、掃除機をかけたりしていると、じーっと見つめてきます。

 

首も大分座ってきたので、キョロキョロ首を動かして見たいものに視線を送ることができるようになってきています。

 

3.あやすと笑う

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目を見て笑いかけたり

 

ほっぺをなでたり

 

おもちゃのからからを鳴らしたり

 

するとにこーっと笑います。

 

うちの息子は寝起きが1番機嫌よくしていて、1人で放っておいても笑っていたりします。

 

とにかく目覚めてすぐがごきげんなので、夜中に授乳で起きた時にも、大きい声を出してはしゃいだりします...。笑

 

4.足を持ち上げる

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寝転んだまま、足をぐんと上に持ち上げられるようになりました。

 

寝起きに伸びをしたり、きばったりするときによくこのポーズをしています。

 

まだ肌寒い日が続きますが、掛けている毛布が蹴飛ばされてどこかへ行っていることも、しばしば...。

 

5.声を出す

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うれしい時や不快な時など、何かしらの声を発するようになりました。

 

なので、意識して返事をしてあげるようにしています。

 

 

気づけばもう3ヶ月であっという間です。体重も産まれた時の3倍近くになりました。(2200→6100)

リアクションが返ってくるようになって、だいぶ人間らしくなってきたなと思います。

これからどんどん一人で出来ることが増えていくと思うと既に寂しい気持ちになったりもします。(笑)

 

大阪府高校教員は"公立"か"私立"のどちらが良いのか?

教員になることを考えたときにまず悩むことは、"公立"or"私立"ではないでしょうか?

私は幼稚園から大学まで国公立だったので、私立の学校に勤めるイメージはありませんでした。公立をメインで受けていましたが、滑り止めに私立も受けていました。

教員の就職活動(特に新卒)は情報がつかみ辛く、働いてから「こういう情報を早く教えてくれていたらよかったのに、、、」と新卒のときに心から思いました。

新卒で教員になるが情報がない方、別の職業から教員になる方向けに書きました。

私は私立を選んだ訳ですが、公立の先生もたくさん友人にいるので、その方たちに聞いたことも含めて書いていきます。

※私の個人的な見解や人から聞いてきたことも含まれるので、ひとつの意見として参考程度に読んでもらえればと思います。

 

 

①公立教員のメリット

1つ目のメリットは公立はなんといっても採用試験に一回受かれば"公務員"!!!

つまり、退職(定年)まで一生安泰です!

また、給与面でも保障されています。大阪府の場合、公立教員の給与は大卒初年収は

400万円、45歳(非管理職)での年収は760万円です。(↓詳しくは以下のリンク参照)

大阪府/職員のモデル年収額及び職員一人当たりの給料・諸手当一覧 〔参考〕


※大卒者全体の初年収の中央値が約270万円、45歳での年収は680万円
と比べてみると、「教員は高給取り」と言われても仕方ないですかね。個人的には仕事の中身でみれば給料は"安い"と感じてしまいますが、、、

 

2つ目のメリットは、デメリットにも書きますが"転勤がある"ことです。

これをデメリットだと思う人もいますが、「教師をするなら様々な生徒をみたい」

と思う人にとってはメリットになると思います。

その理由としては、転勤があることで様々な学力層の生徒の対応ができること。

教員として指導の幅が広がり、様々な学校の教育方針を体感できること、などがあります。

 

3つ目のメリットは、転勤があることで人間関係がうまくいかなくても、違う学校に行って新たに人間関係を構築できます。これは私立教員の私としても羨ましいと思います。

 

②公立教員のデメリット

メリットにも書きましたが、"転勤がある"ことです。

転勤といっても府内ですが、学力的にもかなり幅があります。

やんちゃな生徒が苦手な先生、学力が高い生徒の指導ができない先生はかなり苦しいと思います。様々な学力層やキャラクターの生徒に幅広く対応しないといけませんが、それが大きなストレスになるかもしれません。

また、通勤時間が1時間半以上になる可能性もあります。

 

③私立のメリット

1つ目は公立よりも給与が高いところがある!ことです。(低いところもあります。)

初年度は公立と同じく400万円程度と聞きますが、45歳(非管理職)で800万円を超えるところもしばしばあるそうです。

また、同じ法人で大学を運営しているところは給与が高いです。

45歳(非管理職)で1000万円を超えるところもあります。

あと、これは噂ですが仏教系の学校は給与が低く、キリスト教系の学校は給与が高い傾向にあるそうです。

 

2つ目は転勤がないこと!

業務内容があまり変わらないのは楽だと思います。

また、家を買っても職場が遠くなることはありません。

 

3つ目は、自分の気に入った学校で働き続けることができる

学力層や教育方針、また、男子校や女子校、共学の選択も可能です。

(採用されればですが、、、。私立学校での正社員採用までの道のりは公立より長いです。)

 

4つ目のメリットは、採用試験に教職教養がないこと!

つまり、教職教養の勉強をする必要がない。

私は公立も受験しようと考えていたので、大学在学中に勉強をして、プレテストなども受けていました。しかし、かなり煩わしかったのを覚えています。

もちろん、教員生活で役に立つことが多いですが、それは自己研鑽で十分だったなとも思います。

(私立教員も勉強はしておくべきだと個人的には思いますが、、、)

④私立のデメリット

これが一番大きなデメリットですが、それは専任採用でなければ永年雇用ではないことです。

まず、私立には非常勤採用を除けば、専任採用と常勤採用の2つがあります。

専任採用とは永年雇用で、好待遇です。

しかし、常勤採用は契約社員となり最大で3年間(稀に4年)までしか働けません。

この2つの違いは別の記事で詳しく紹介しようと思いますが、私立は専任採用されなければ私立のメリットは受けられないのです。

ただ、一発で専任採用はあまりなく、常勤で何年間か働いて認められれば専任採用というところが多いです。また、年齢も若いほど有利となります。

様々な私立学校をさすらい、常勤採用を40歳まで続けている人もいますが、そこまでいってしまうと公立の方が年収も高く安定するので、専任採用をあきらめて公立に行った方がよいと思います。


※ちなみに、常勤採用をたくさん、毎年している学校はあまりオススメできません。

常勤講師がすぐにやめているか、3年で退職しており専任採用への可能性が低い場合があるからです。

これは様々なところで情報を仕入れてください。

 

また、転勤がないこともデメリットになります。

人間関係がうまくいかなくても、大きな失敗をしてしまっても、転勤がないので同じ職場で働くほかないのです。

確かに、ほかの学校を受けなおせばいいだけですが、先述したとおり年齢の壁がありますのでなかなか転職をする人は少ないと思います。

 

⑤まとめ

公立のメリット

  1. 公務員(安定している)
  2. 指導の幅が広がる
  3. 人間関係がうまくいかなくても別の学校にいける

公立のデメリット

  1. 指導したい層が選べない
  2. 通勤が長くなってしまう

私立のメリット

  1. 公立より年収が高いことが多い
  2. 職場が遠くならない
  3. 働きたい学校が選べる(採用されれば)
  4. 採用試験に教職教養がない

私立のデメリット

  1. 専任採用でなければメリットが得られない
  2. 何かあっても同じ学校で働く必要がある

 

 

 

【留学体験記①】 〜留学を経験して変わったこと〜

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わたしは大学生のときにイギリスに留学に行きました。当時は、英会話教室に通ったこともなければ、海外に行ったことすらありませんでした。しかし、あの5週間はわたしの人生において、なくてはならない貴重な時間となりました。

 

こんなご時世ではありますが

 

留学に踏み出せずにいる人へ

 

少しでも背中を押すことができればうれしいです。

 

わたしが留学をする前と後で変わったことは

①メンタル!!

②発音

③「外国人」への意識

 

の3つです。

 

1つずつ詳しく説明していきます。

 

 

①メンタル!!

わたしが留学を経て1番変わったのが精神面です。

 

まず、英語を話すことへの怖さや恥ずかしさ、ためらいなどマイナスな気持ちがなくなりました。

 

大学で英語専攻に入学したわたしは、周囲の友人たちの英語力に圧倒され、とにかく自信をなくしていました。自分は海外に行ったことも、英会話教室に通ったことも、洋画を見たことすらほぼありませんでした。

 

そんな中で次から次へと課題が課され、クラスメイトの前で英語でプレゼンをしたり、ディスカッションをしたり...。

「英語が専門なくせに発音下手だな」

「この人の英語分かりにくいな」

とか思われているような気がして、英語を話すのが嫌でたまらなかったのを覚えています。  

 

しかし留学を経て、その気持ちは消えました。

 

留学中のさまざまな出来事や、出会った良い友人、ホストファミリーとの時間がそうさせてくれました。

 

行きの飛行機ではCAさんとの短いやりとりすら怖かったですが、帰りの飛行機では隣になった見知らぬ親子と英語でおしゃべりを楽しんだことを覚えています。

 

英語を話すことへのネガティブな気持ちが、上手に発音するための大きな壁になっていたのだと気付きました。

 

 

 

もうひとつは、自分に対する自信です。

 

知らない土地で1人でスーパーに行ったり

 

初めて会う人と英語で話して友だちになったり

 

やらざるを得ない環境に身を置いて初めて発揮される自分の力があるのだと知りました。

 

留学を通して、初めて自分の中に認められる部分ができました。

 

②発音

これはとにかくおしゃべりしまくって、身につきました。

 

事前に発音について学習していたことが効果的だったと感じています。

 

印象的だったエピソードを紹介します。

 

イギリスへ向かう飛行機の中でCAさんから

 

"Black tea or orange juice?"

ストレートティーとオレンジジュース、どちらにしますか?」

 

と聞かれ

 

"Black tea, please."

ストレートティーをお願いします。」

 

と答えました。

 

すると、この返事が聞き取ってもらえませんでした。こんなに簡単な英語なのに!と驚いたのを覚えています。

 

もう一度気を取り直して、口を大きく動かしながらはっきりと発音し直すと、聞き取ってもらえました。

 

「L(エル)は、前歯の裏に舌をつけて発音する」

 

知識として知っていても、実際にはできていないんだ!と気付きました。

 

それから、少し大袈裟なくらいにはっきりと発音するようになりました。

 

通じないと困る!という状況にまで追い込まれて初めて、発音をしっかり習得できました。

 

③「外国人」への意識

 

「〇〇人だから、〇〇」

のような言い方がいかに偏ったものであるかをしりました。

 

わたしの地元が地方であることもあるかもしれませんが、日本にいると日常生活で外国人を見かける機会すらあまりないように思います。

 

ヒースロー空港について、パスポートにポンっとハンコを押してくれたお兄さんが黒人の方でした。当時のわたしはそれだけで、びっくりしてしまうほど、外国人との関わりがありませんでした。

 

ましてや、語学学校で様々な国籍の人と友人になるのは、すごく緊張しました。

 

ですが、当たり前のことなのですが、国籍はちがってもみんな同じ人間なんだな〜と思うようになりました。

 

特に学校で出会ったのは同じくらいの年の子ばかりだったので、一緒に買い物に行ったり、カフェでおしゃべりをしたり、授業中にこっそり落書きをし合ったり。そこにあるのはいつも通りの日常でした。

 

また、逆に街を歩いていて

「ニーハオ」

と声をかけられることがあまりに多いことに驚きました。

 

当たり前ですが海外の人からすれば、自分もいち外国人なのです。そして、日本人として認識されないことが少し悲しいような、なんともいえない気持ちになりました。

その時に、思わぬことで外国の方を傷付けたりするんだと気付きました。外国の方と接するときは、自分が無知であることで誰かが嫌な思いをする可能性があるのです。

 

グローバル化が進んでいるとはいえ、島国である日本では特に外国の方への見方は偏っていることが多いように思います。それらをなくすためにも、もっと多くの人が海外や留学に興味を持ってくれたら良いなあと思います。